大切なのは誠実さと熱意。学歴・業界経験は問いません。わたしたちと一緒に働きませんか?
人生を豊かにする仕事を一緒に。
キャスティングディレクター宮越 康槙
プロバスケットボールプレイヤーの人生から、会社員として社会へ。
興味があった業界に関われることを嬉しく思います。
社会人として会社員になる前は、Bリーグと3x3のプロバスケットボールプレイヤーとして活動していました。Bリーグの試合中に大きな怪我をしてしまったことがきっかけとなり、僕の社会人人生が始まります。 怪我をした瞬間は、治ればまた普通にバスケットボール人生を送れるだろうと思っていました。しかしそんなに甘くはなかった。思ったよりも治りが遅く、気づけば年間の全試合の10%も出られなくなってしまい、現実を知った僕は覚悟を決めてオーナーに辞める相談をします。
「好きそうな業界の仕事があるから話聞いてみる?」
それがオーナーからの提案でした。
元々根っからのテレビっ子だった僕は、テレビに出るのが子供の頃の夢だったほど。テレビの中の世界、芸能界の世界に漠然とした憧れがあって、当時の僕は自分が生きている現実世界とは違う“未知の世界”がそこに広がっているように感じていました。
オーナーが紹介してくれた仕事内容を聞き、子供の頃の夢でもあった“憧れの世界”への想いも相まって、ワクワクが止まらなかったことを今でも覚えています。
「何事にも全力で向き合えば、自ずと結果はついてくるもの」
目の前のことに全力になる、その大切さを痛感しています。
Bリーグからは引退したものの、3x3の選手としてプロの活動は続けていた僕は、会社員とプロ選手の二足の草鞋の生活をスタートさせます。
これが、想像以上に大変でした。平日は出社し退勤後はそのまま練習へ、帰る頃には日付が既に変わっていてそこからご飯にお風呂に洗濯…土日は試合で地方など全国各所へ移動…。体力に自信があった僕も、身体を休める時間が一切ないこの生活に慣れることで精一杯でした。仕事をすればそれだけ考えることも増え、気づけば心身ともにバランスを取ることへの悩みも増えていました。覚悟を決めて選んだ道なのに、うまくコントロールできない自分にジレンマは募るばかり。僕はオーナーに何を一番に考えて良いかわからないことを相談します。
そこで返ったきた答えは「何事にも全力で向き合えば、自ずと結果はついてくるもの」というもの。多くの仕事と役職を抱えるオーナーの言葉は、オーナーの生き方そのものであり、この言葉に強く感銘を受けた僕は、そこから瞬間瞬間を全力で取り組むようになりました。
不思議なもので、全部に真剣に向き合っていると結果は本当についてきます。仕事であってもスポーツであっても、自分がまずどれだけ真剣にまっすぐに向き合えるか、それが相手にも伝わること、形として結果が見えてくることを改めて体感しています。
さまざまなジャンルの市場を大きくする一端を担える。
それがキャスティングのやりがいです。
キャスティングの仕事はいわゆる「交渉」の仕事がその大半を占めています。一つの案件を動かすにも、さまざまな顔で「交渉人」となることが求められます。事務所からタレントさんを名前出ししてもらった後は、そのタレントさんを預からせていただいている立場で、代理人として案件の交渉を進めていきます。一つの仕事に、タレントさんの人生そのものが大きく関わってきます。事務所が創り上げ守ってきたタレントさんのブランディングや価値を最大限に伝え、そこに企業のブランドや価値をあわせて、ひとつの形(広告)を創っていく。その繋ぎ役が僕たちの仕事です。事務所への理解とリスペクトはもちろんですが、案件をいただく企業への理解とリスペクトがなければ、このキャスティングという仕事は絶対に成立しません。僕のモットーである「全力で向き合う」その大切さを、このキャスティングの仕事を通じても痛感しています。
ひとつの案件と向き合う時には必ず、その企業が世の中のどこの位置にあって、世の中からはどう見えているのか、そして今回タレントを使い広告を新しく打つことでどのように進化していくことを望まれているのか…。こんなようなことを必ず考えます。その目的や新しく向かう景色が見えてきて初めて、最適なタレントが誰なのかが提案できると言っても過言ではありません。
言い方を換えれば、自分たちの提案で企業やタレントの価値を高めるお手伝いができるということ。僕たちのような第三者の視点から、企業と事務所の架け橋としてお手伝いができることは、この仕事がどんなジャンルにおいても、市場を大きくする一端を担えるということです。昔は単に“憧れていた業界”の仕事ですが、想像以上のやりがいと誇りを、今改めて噛み締めています。
組織として利益を生むこと=勝つこと。
スポーツとはまた違ったチーム戦を学んでいます。
会社員として仕事を始めて「組織」の考え方が変わったように思います。
仕事もスポーツも同じチームで動いていますが、仕事は上下関係があることや一つひとつに“共有”の必要性を痛感しています。まさに、報・連・相(ホウレンソウ)の大切さです。仕事においては、“勝つ”という同じ目標に向かう時間が長いため、何をするにも周りと共有していかなければならない。そんな当たり前のことも僕にとっては新鮮であり、チームとして強くなるとはどういうことなのかを考えさせられます。
組織として利益を生むこと=勝つこと。勝ちにこだわるために、自分だけではなく周りとどうやってその勝利へと向かっていくのか、それはスポーツも仕事も変わりません。会社員を始めてからその俯瞰したものの見方が改めてできるようになったと感じています。
人生をどう変えていけるかは自分次第。
全力で向き合う先に、道は自ずと見えてくると信じています。
スポーツに限らず、その道のプロを目指していく中で僕のような「人生を変えるきっかけ」を与えられることがあります。それが僕の場合は怪我なのであって。当時はもちろんその現実に落ち込み悩みましたが、そのきかっけから人生をどう変えていけるか、それは全て、自分次第だと思っています。
情報も多く選べる道も多い時代に生きているからこそ、“進むべき道”に悩むことも多いと思います。でも僕が思うに、どんな時も大切なことは「目の前のことに全力で取り組む」こと。全力で取り組むうちに、自ずと答えは見えてくるような気がしています。だからまずは恐れずに、全力でやる! 社会人としての戦いはまだまだこれからですが、この初心を忘れずに、仕事もバスケも全力で向き合っていきたいです。
大切なのは誠実さと熱意。学歴・業界経験は問いません。わたしたちと一緒に働きませんか?